『未婚当然時代』という書籍があります。
厚生労働省の予測によると
「2035年の生涯未婚率は男性29.0%、女性19.2%」とのこと。

年々上がり続ける未婚率。
お金がなくなったとき、
仕事がとだえたとき、
病気になったとき、
何を頼ればいいのか。

地縁も、会社の縁も薄らいでいる時代に
”絆”はどう築いていくべきなのか、
そのヒントを探っていく内容で、

生涯独身時代をしのぐために
シェアハウスで絆をつくろうとする人々にも
スポットをあてています。

この書籍を読んでいて、
なるほどなるほどと思いながらも、

多くの独身女性を取材してきた経験から
シェア生活はじめるの
ちょっと待ったぁぁぁぁーーー
と思うので、今回はそんな話です。

ひとりは寂しい、孤独
結婚しないと不安!?

2011年の大震災のとき、
銀座や渋谷などの都心部さえも電気がきえ、
都市壊滅のドラマでも観ているようでした。

スクランブル交差点のその暗さに
普段われわれはいつ何時も光をあびて
寂しさを感じずにいられたことを思い出します。

そんななか、
たったひとりで、自宅に帰って行った女性たち。

余震が続く中、
一人暮らしの部屋に散乱する家財道具のなか
揺れがすぎるまでひとりじっと耐えていた女性たち。

あの経験は
「別に結婚なんてしなくてもいい」と言っていた
都会の女性たちの意識までも変えました。

「やっぱり結婚しないと不安」だ、と。

「一生、一緒にいよう」
女友達との約束と裏切り

20代、30代と続いた
周囲の結婚ラッシュが落ち着き、
自分にはまだ結婚する予定がないという女性なら、
友人とこんな話をした経験はありませんか

このままずっと結婚しないでひとりだったら
老後は一緒に暮らそうよ

友人どうしの何気ない口約束と
侮るなかれ。

ある日、口約束を交わした
友人から
「私、結婚決まったんだ」
と切り出されたら、
あなたは、正直裏切られたように
感じてしまうかもしれません。

これはマラソン大会で
「一緒にゴールしようね」と
約束していたのに
先にゴールされてしまったのと同じ。

ゴール目前になると
途端に競争心が芽生えるのか、
はたまた疲れから
一刻も早く終わらせたくなってしまうのか、
当初の約束はどこかにいってしまいます。

心優しいあなたは、
彼女を責めることもないでしょう、

たとえ、冗談まじりの約束だったとしても、
信じていた友人に裏切られたことに
感じるショックは大きいもので、
深く傷つくことでしょう。

しかも、
結婚すると言い出したほうは
あまり気にしていないことが多いです

結婚への足かせになってしまうことも

あなたが真面目であれば
真面目であるほど、口約束に拘束されてしまいます。

大切な友人と約束したからには、
「私が先に幸せになったら、彼女はどう思うかな」
などと考えたりして、

無意識下で
結婚にブレーキをかけてしまうことになり、
自らに妙な足かせを
はめてしまうことにもなりかねません。

無意識のブレーキは
結婚に向けての大敵です。

今、老後の心配をするのは
もったいないこと

60歳を超えても独身であれば、
友だち同士で
約束をするのもありだと思います。

しかし、
結婚も出産も
まだまだ可能性のある女性たちが
老後の心配をするのはもったいないことです。

それは、
あなたの親世代がする心配ではありませんか？

どうしても不安なら、
具体的に試してみる

国立社会保障、人口問題研究所が2010年に発表した結果によると
2030年には50際の男性なら約30パーセント
女性の場合は約23パーセントが生涯未婚者になると予想されています。

病気や孤独感など、
一生ひとりきりで生きていくには、
覚悟しなければならないことが多い。

想像すると怖くなり、
安心を確保したくなりますよね。

どうしても心配で本気なら、次の引越しを機に、
約束した友人とシェアハウスに住んでみてもいいでしょう。

例えばお試しで
とりあえず1年間やってみる。

そして大事なのは、相手に彼氏や結婚相手ができてもOKと
お互いに決めてから始めることです。

ずるずると続けるのではなく
期限とルールを設けてみると
案外イメージできるかもしれません。

ただ女性どうしの生活が気楽だからと、
変化を恐れて安易に満足してしまい、
結婚の可能性がどんどんなくなっていく危険性があることを
忘れないでください。

女性同士でつるみ出すと、
結婚はできない

若い頃から仲良しの
アラサー女性三人が婚活に向き合うストーリーで人気の
漫画『東京タラレバ娘』のように
気を許した女性同士で
つるんでいる時間はとても心地良いもの。

耳慣れた会話、行きつけのお店。
身勝手な愚痴にも同庁してくれてときには
一緒に泣いたり、怒ったり。

しかし、これでは
結婚は遠のくばかり。

彼女たちの何がいけないかというと、
同じ友人とばかりつるんでいることです。

26歳を超えたら卒業するべきこと

25歳まではOKです。

でも結婚適齢期になっても
友人といる時間が圧倒的に多いなら

加えて、
その友人がいつも同じメンバーなら
一度考え直した方がいいです。

男性から見ても
つるんでいる女性グループほど
入り込みにくい世界はありません。
二人ならまだしも、
三人四人ともなればなおのこと。

少し寂しいかもしれませんが、
友人との時間は、ほどほどに、

ひとりの時間や男性との約束を
大切にしてみることも
考えましょう。

孤独は人を成長させます。

お姫様気分も卒業しよう

一方で、
20代も後半、気がつけば30代、、、
になる年頃になったなら
今まで以上に
自分のことを客観的に見る目が必要になってきます。

いつまでも10代や20代前半と同じ感覚でいると
ちょっとイタい人になってしまいます。

結婚相手も、いつまでも
運命の人を探しているのではなく
一緒にいて心地よい
男性を探しにいくことも大切になってきます

結婚は引っ越しと似ています。
部屋探しは楽しい一方、ちょっと面倒です。

自分に合う部屋を探しますが、
何もかもパーフェクトな部屋を探すとなると大変。
ロケーションや家賃、
間取りなどさまざま迷っているうちに
他の人に決まってしまうこともあります。
条件が厳しすぎると
引っ越し先を見つけることすらできません。

だから、あれこれ迷わず
まずたくさんの人を見てみる。
そして
「なんとなく、いい人」と感じたら
結婚前提で付き合ってみればいいと思います。

生活の中で生じる多少の価値観の違いは
使い慣れた道具のように、
長年釣れそううちに馴染んできます。
その証に、
お互い文句を言いながらも
離婚しない夫婦の多いこと。

きっと、一緒に暮らすうち、
お互いが欠かせない存在になっていくからですよね。

独身男性と何人出会ったか
とりあえず動いてみる

ここ数ヶ月を振り返ってみてください。

何人の異性と出会いましたでしょうか。
その中で独身の人は何人いましたか。

統計局国勢調査によると
日本の男性の約８割は独身です。

そして
結婚を真剣に考えている男性も少なくありません。

なのに、恋人や結婚のできない女性の多くが
「出会いがない」といいます。

本当にそうでしょうか。

出会いがないという人は
思考と行動バターンを変えてみる

素敵な出会いを望むのは
みんな思いは同じ。

「出会いがない」という人の多くが
毎日の行動パターンが同じという人が
とても多いです。

そういう人は
少し行動を変えてみるのがいいですね。

毎日同じ行動パターンで過ごすのは、
安心で安全です。

でも、出会いはそれ以上は増えません。
人と人との出会いというのは
ほんの些細なことから始まるもの。

「出会いがない」と嘆く前に、
まずは自分の意識と行動を
ちょっとだけ変えてみてください。

好みのタイプは7年で変わる

アメリカのメリーランド大学の研究によると
異性の好みは7年で変わるとのこと。

それは脊髄液が７年間で
すっかり入れ替わるからと言われています。

体内組織が変わると
趣味趣向まで変わるというのは
興味深い研究結果ですね。

7年で異性の好みが変わるのなら
ルックスが大好きな人との結婚は少々不安。

人生トータルの幸福を考えるなら
ルックスよりも、
◉あなたにとって彼はいい人か、
◉あなたとの共通点があるか

この２点がクリアになることが大切です。

このことを念頭において
今日この時点から
生きてみると、違った発見があると思います。

婚活は運命の人探しよりも、
理想の結婚相手探しよりも、
自分を探す

結婚は運命の人を探す行為とともに
自分探しに似ています。

自分にとって心地良い人をみつけるということは
自分を知るということにつながります。

たとえば、
料理をするのが好きなのか、
食べることが好きなのか
休日はアクティブに出かけるのが楽しいのか
インドアでゆったり過ごす方が心地いいのか。

相手からされて嬉しいことは
自分にとって心地よい状態のパロメーターです。

「いい人だな」「なんだか気があう」と感じた相手は、
長い時間を経て運命の人になる可能性があります。

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結婚するのに、おすすめの方法

結婚するには、具体的に動くこと。

おすすめはPLAN DO SEE
ビジネスの基本方法です。

やりかたはシンプル。
具体的な計画を立てたら、
そのために必要なことを実行に移し、結果を評価する。

もし、問題が発生したり、
予測せぬ結果となったりした場合は、
原因を考え、対策を考え、次回の反省材料にする。
これを結婚に当てはめます。

この時、身近な人に協力を求めます。
あなたをよく知っている人は、
的確なアドバイスをくれるでしょう。

優しい人より、辛口だけど正直な人が最適。
結婚に必要なのは
優しい嘘より厳しく正直な意見です。

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