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婚活鬱になるモテる女という私のプライドがズタズタに。
婚活バーティでは、
5人分の連絡先を交換してきました。
麗子はモテてきた過去の栄光が邪魔をして、
自分からメールなぞ送ろうとしません。
基本、受け身です。
しかし、あくる日もそのまたあくる日も、
いっこうに誰からもメールが来ません。
「今回は草食系ばかりだね。イケてないわ!」
と憤慨していたこところ、
同行していた輝子のところには
他の男子からお誘いメールが
殺到しているとの情報が。
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[pc-mieru]
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LINEもメールも返事がこない
プライドを完全に傷つけられました。
「あれ、もしかして、これが婚活の世界なの?
今まで生きてきた恋愛界とは違うの?」
だとしたら、メールは自分から出さないと
いけないのではないか、と思い直しました。
そこでパーティから3日目に、
連絡先を交換した男5人全員に、
名前だけ変えて
内容は同一のメールを送信したのでした。
「◎◎様 こんにちは。先週の土曜日、Pホテルでのブッフェでお目にかかりました麗子と申します。
先日はお酒の勢いも手伝って、調子に乗ってはしゃいでしまい失礼しました。いたく反省しております…。
あの日は帰り道にゲリラ豪雨が降りましたが、○○さん、雨に濡れませんでしたか?お風邪など引かれてなければよいのですが…。また、機会がありましたらお会いしましょう。
取り急ぎ、先日のお礼まで。麗子
返信が来たのは5人のうち3人だけでした。
「麗子さん。ご丁寧なメール、ありがとうございます。
いやー、あの日の麗子さんめっちゃエロかったです。参りました。
ぜひまた飲みましょう!」
「メールありがとうございます。バタバタしていてメールしそびれちゃって失礼しました。
あの日はゲリラ豪雨、すごかったですね。僕は大丈夫でしたが、麗子さんはドレス、濡れませんでしたか?(あのドレス、セクシー過ぎて参りました笑)
そうそう、今週末、僕の友人がレストランオープン記念でレセプションやるんです。よかったら麗子さんもいらっしゃいませんか?」
「麗子さん、こんにちは。先日、IT業界の話で盛り上がりましたね。麗子さんの先見の明にはほんと感心いたしました。
僕も、もっと勉強しなくてはとおもっております。」
(男⓵への返信)
(男⓶への返信)
(男⓷への返信)
その後のやりとりは、次の通り。
(男⓵から)
返信断絶
(男⓶から)
その後、レセプションの詳細メールが届き、
1週間後に勝負は持ち越し。
(男⓷から)
業界話あれこれみたいな日記メールが2、3日続いたかと思ったら、
突然ぷっつり…。
たまたま聞上手な麗子は3日で用なしに?
結局、デート候補は得られなかったということ…。
しかし男②に誘われたレセプションに
かすかな希望を抱き、
次は20代女子ではなく
年の近い34歳の後輩を連れて行こうと決意しました。
■淡い期待は抱かず、次に向かおう
言わずもがな、
女性の方からメールを出しても
返事がない場合、
男性の方に興味がないということです。
しかしここで麗子はさほど引きずらず、
次の行動を起こそうとしているのは
とてもGOODです♪
■きちんと好きになってもらうなら
色っぽい格好をしている女性を見たとき、
男性の脳では、便利な道具を見た時と
同じ箇所の脳の部位が活発に動くそうです。
つまり、人としてというよりは、
その色気に対して、
ヤリタイという対象にすぎなくなってしまうのです。
だから、きちんと好きになってもらおうと思ったら、
見せる色気は一部に抑えた方が無難です。
■色気はワンポイント
ちなみに出す色気の程度は、
個人差があります。
顔もカラダもエロい人はうんと隠した方が良いです。
他方スレンダーな人は
上半身を隠して脚だけは思いっきり見せるなどして、
部分的に露出多めにしても効果的です。
要は全体のバランス!
色気はワンポイントで見せた方が
絶対効果的です!!

レセプションの日
白金高輪の住宅地の一角にあるマンション。
この一室で、開かれるレストランの
オープニングパーティのために、
麗子は今回露出を胸元と
二の腕だけに制限したロングドレスで出かけました。
前回のパーティで
「エロ」のレッテルを貼られるだけ
貼られて何一ついいことがなかったので、
抑え目にしようと考えたのです。
会場に着くと、
そこは見るからに20代の女子と
ステータスの高そうな
ヤリ手30代男性たちで埋め尽くされていました。
30代半ばの自分たちは
その空間の中で明らかに浮いています。
男性たちは優先的に美人の20代に群がり、
それがダメならそこそこレベルの20代に。
20代女子に話しかけられなさそうな
弱気な雰囲気の男性は
少数派の30代女性に捕まっている。
そんな光景が広がっていました。
「残存価値ショック」発症〜年収1000万でも誰も振り向かない現実〜
部下から怖れられているほどなのに
ここでは誰からも意識されず、相手にされない。
まるで透明人間。自分たちは最下層なの…?
現実世界とここでのランクの格差に
愕然とする麗子。
それでも、果敢に20代女子と
男性たちの輪に飛び込みました。
そして、場を盛り上げるだけ盛り上げて、
みんなに感謝されて…その繰り返しで、
ふと気づくと泥酔して後輩に介抱されていました。
ここでも、敗退。
チヤホヤされない年齢なんだ。
もうバツイチか甲斐性のない働きたくない願望の男性しか選択肢がないのだろうか。
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『ルールズ』という恋愛マニュアル本を読んでいた
26歳の自分を思い出す。
当時は『ルールズ』の通りに実践しても、
相手は肉食系男子ばかりだったから
ホイホイ男が捕まりました。
しかもステータスの高い男性ばかり。
それからというものの
ずっとその手を使っていました。
しかし、
30代を過ぎた頃から通用しなくなり、
外見と会話に磨きをかけ、
目配り気配りで男性を立てることで
モテ度を維持してきました。
『ルールズ』が通用する
肉食男子が減ったからだろうと思っていたけれど、
肉食男子はある一定数は健在しています。
希少な肉食男子は、20代の前では肉食だが、
私の前では消極的になる。
薄々気がついてはいたけれども、
現実から目を背けるようにして六本木で遊んでいた。
六本木は日本人の女であれば
チヤホヤしてくれる外国人男性が多いからです。
ところが、いざ日本人のいる出会いの場に来てみて、
実際に、男性たちが目の前の私を素通りして
他の女性を狩りに出ている現場を
連続して目の当たりにすると、
さすがに現実を受け入れるしかなかったのでした。
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【目次】
自由と恋を愛する麗子。
麗子の婚活体験
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