その昔、結婚適齢期は20代中盤といわれていました。

クリスマスの日にち25日とかけあわせて、25を過ぎると売れ残りのクリスマスケーキなどといったものです。

昨今では、30代の結婚も珍しくはない晩婚時代となりました。ここに一つの落とし穴があります。

まだまだ大丈夫、と思っているうちに30歳、35歳、そして40歳を迎え、晩婚化というか未婚化が進む時代です。（詳細は内閣府「少子化対策白書」)

確かに晩婚化の影で未婚化も急激に進んでいます。

上図を見ても男性は1990年の5.6%から上昇カーブが急速に上がり、2015年には23.4%に2035年には10人に約3人は未婚になる(29.0%)見通しです。

一方女性は、2000年の5.8%から上昇度がアップ。2015年には14.1%になる見通しとなっています。

また、東京は多くの方の実感通り、未婚化は他より群を抜いて高くなっています。数値でいうと他都道府県の上昇率を5年前倒した結果が出ています。

おひとりさまの先、孤独な老後が寂しい、不安と思うなら、

いち早く結婚へのスタートを切ることも考えた方が良さそうです。

何歳まで子供を産むことができるか

女性は生まれたときに約200万個の卵子の元を持っています。

日々この数は減少し、月経が始まるころには約20〜30万個まで減ってしまいます。

そのあと、１回の生理で1000個ほど減っていきます。

もちろん個人差がありますが卵巣年齢検査をすることで残りの数を把握することができます。卵巣年齢検査はアンチミューラリアンホルモン(AMH)とも呼ばれています。

卵巣は年齢とともに古くなり、20代前半が過ぎると徐々に妊娠可能性が低くなっていきます。

ちなみに、閉経の年齢は一般的に50歳前後といわれますが、食事や生活環境によっては、それよりも早く、30代で閉経するケースも少なくありません。

年齢による不確かな判断ではなく、現状の卵子の数を把握するためにも

卵巣年齢検査を受けることを検討してみるのもいいかと思います。

卵巣年齢検査の費用と結果が出るまでの日数

卵巣年齢検査は保険適用外のため、15,000円〜の費用を見込みます。検査は基本的に婦人科で受けることができ、検査方法は、血液をチェックするだけなので検査時間は短い時間で終わります。結果が出るまでは1〜2週間といったところです。

夫婦共に若く、これからの人生設計で子どもがほしい！と思っている人には有効な検査です。

（※後述しますが、高齢出産になる方にはおすすめしません。）

参考までにAMH値の基準値を以下にかかげておきます。

AMH値の数値を見る際に注意したいことは、年齢より低かったからといってがっかりしたり

逆に、年齢より高いからといって安心するとうのは間違いです。

低いから妊娠できない、高いから妊娠できるといった単純なものではないのです。

卵巣の状態なども関係してきますので、検査結果がでたらお医者さんの説明をしっかり聞きましょう。

外食を減らす、自炊で健康的な食事をするといったことだけで、ずいぶん変わってきます。食生活もあなどれません。

これから妊娠したいな、という方は、将来母になる体のため、生まれてくる赤ちゃんのためにも、厚生労働省が推奨している合成葉酸の摂取は必須かもしれません。

高齢出産は、数値だけでは測れない一面を持つ

今はまだ子どもは作らなくてもいいかな、でも将来的には欲しい、というカップルにはおおよその妊娠タイムリミットを知る上で有用な卵巣年齢検査。

一方、今からでは既に高齢出産になるな、という方が受けにいく必要性はさほどないと思われます。

こういった例があります。
高額の不妊治療を重ね、いろいろ試したあげく、お医者さんには98%無理でしょう、、、との宣告を受けた夫妻がいます。

そこで高額費用がかかる不妊治療を中断し、自然妊娠にこだわり、

厚生労働省がすすめる“合成葉酸”を飲むようにした結果、子どもが産まれた！

というケースがありました。こういったケースは少なくない数で見られます。

人体には科学だけでは計り知りえない部分を持つのも事実です。

検査結果に失望して心を痛めるよりも、食生活など健康に気遣い、心身健康にいきて営みを続けている結果、子宝に恵まれるという可能性をあきらめる前に、一度こちらの記事をご参照ください。

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