口では嘘をつけても、顔は嘘をつけない。
どんな人にとっても、顔に、感情や性格が表れます。
表情から感情を読むという分野を極めた人といえば、
ポール・エクマンという心理学者がいます。
感情生理学と非言語コミュニケーションの専門家である
エクマンの分析により、
国や文化の違いを問わず、
普遍的に、感情が顔に表現されることが実証されたのです。
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相手の気持ちを読み取ることの重要性
人は誰しも
プラスの感情が最大に、
マイナス感情が最小になるように生きています。
感情に関して理解を深め
相手の気持ちを読み取ることは
ものごとを円滑に進めるために役立つスキルになりえます。
また、他人の感情を読み違うと、
理解されていない、誤解されていると感じ、
大切な関係が壊れてしまうきっかけになりかねません。
人は誰でも同じ特徴が顔に表れる
以下にあげる7種類の感情が沸き上がると
人は誰でも同じ特徴が顔に表れるという事実があります。
① 驚き
② 恐怖
③ 悲しみと絶望
④ 憤りと怒り
⑤ 嫌悪
⑥ 軽蔑
⑦ 喜びと幸福
感情にはもちろん、もっと多くの種類があります。
ただし、この7種類は人類共通であること
地域や国によって大きな違いが現れないことをエクマンは実証しました。
この7つの感情は訓練によって見分けやすいのです。
※表情分析の詳細についての書籍はこちら↓
微妙な表情の存在を理解する
エクマンによりますと
人の本心がはっきりと表れるのは、
唇が一瞬ピクリと引きつく!といったような「微細な表情(微表情)」です。
その人がどうしても隠しておきたい、
相手に感情を知られたくないと思っているのに、
感情が無意識に表情に出てしまうのです。
例えば、
驚きや恐怖心を感じ始めた瞬間に目を見開く
悲しみを感じ始めた瞬間に眉毛の内側が上に反り返る、など。
この微表情が顔に表れる時間は極端に短く、0.2秒程度で消えてしまいます。
観察するときにまばたきをしてしまったら、もう気がつかないくらいです。
相手の感情を探る前に
普段の相手の行動を知っておけば、
一瞬の感情を見極める精度も上がるので、
気になる人がいたら、
その人がどういう行動パターンなのか
注意を払っておくことをオススメします。
一番重要なのは、
相手の表情や身体の変化を観察し、
変化に気づき、それを覚えておくことです。
ポイントは、相手の様子全体を観察することです。
一部のことに注意を向け過ぎると、
他のとても大事なシグナルを見逃してしまいます。
カップルが長続きするか否か、見分けるポイント
心理学者のジョン・ゴッドマンは
幸せそうに見えるカップルを15分間観察、分析しただけで
85パーセントの確率でカップルの将来を予測。
カップルの会話の中で、
二人のうちのどちらかの表情に、
嫌悪や軽蔑を表すサインがほんの少しでも表れたら
二人の関係は長続きせず、
夫婦の場合は四年以内に離婚に至るケースを
続々言い当てました。
一方、
上手くいくカップルの場合
「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」の出る割合が、
少なくとも5対1でありました。
ゴッドマンによると
会話を観察するポイントは
「軽蔑」(見下す言葉が出る)
「防衛」(相手が非を認めるまで自己防衛してしまう)
「はぐらかし」(会話にまともに答えない)
「批判」(なんであなたはいつもそうなの!)
の4つの感情に注目するだけで十分であるとのこと。
特に「軽蔑」の感情が
どちらかに見られた場合(喧嘩のときなど)
はそのカップルは、ほぼ上手くいかないと指摘。
夫婦の場合は離婚に至る確率が相当高いといいます。
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85%の的中率!次の恋にいくかどうかの目安に
85%の確率で別離、離婚を言い当てた分析手法。
相性が合わないなと思いながらも
がんばって関係を続けている人も
「軽蔑」のサインが出たら
とっとと、次の恋を見つけた方が良いと
データは語っているようです。